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友人カップルと靴下の思い出

友人カップルと靴下の思い出についてです。
高校時代のことです。
私と友人A、友人Bの三人で遊ぶことになりました。
友人AとBは彼氏彼女の関係で、私の親友たちです。
彼氏であるAの家に向かいました。
天気は雨。
割と大雨に近い降り方だったので足元はびしょ濡れになってしまいました。
気温も低くてみんなで「寒い寒い」と言いながらA宅へ転がり込みました。
Aは実家暮らしで、ご両親は仕事中で不在。
彼の部屋へ入り、雨で濡れたそれぞれの衣類を手持ちのハンカチやタオルで拭きました。
寒いからと暖房のスイッチを入れてくれたので時間が経つごとに体が温まっていきました。
しばらくはゲームしたりお菓子をつまんだりといつも通りの時間を過ごしていたのですが、そのうちに異臭が漂ってきました。
くさいのです。
どこが発生源だろうと辺りを窺っていると、その友人Bが身につけている白靴下が目に入りました。
雨で濡れていたのですが、軽く水分を拭った後は寒いからと靴下を履きっぱなしにしていた友人B。
ほんのり黒く汚れたそこから異臭が放たれています。
友人Aは気づいているのかわかりませんでしたが、凄まじいにおいだったので恐らく感づいていたと思います。
この直前に友人B自ら「足がくさいのが悩みなんだよねー」と話していましたから。
彼女は鼻炎持ちなので自分が悪臭の発生源になっていることには気づいていないようでした。
さすがに本人とその彼氏の前で「足におうよ。」とは言えませんでした。
彼女の誕生日、私は彼女に消臭効果のある可愛らしい靴下をプレゼントしました。
「あくまで可愛いから贈るの。
足がくさいって言ってるわけじゃないんだよ。」と、心の中で呟きつつ。
喜んでくれた彼女に、友人Aは「よかったね」と声を掛けていました。
あれから10年ほど経ち、地元から離れた私は彼らとは年賀状のやりとりをする程度の付き合いになってしまいました。
しかし買い物に出た先で「消臭」という文字を見るたびに二人を思い出します。

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